普段何気なく着ているポロシャツの起源をご存じですか?
伸縮性があり動きやすいのに襟付きなのでTシャツよりも「ちゃんとしてる感」があるポロシャツ。
これから暖かくなる時期には大変重宝するアイテムですね。
さて、この「ポロシャツ」。
「ポロ」と名がつくからにはポロ競技が起源だろうと思いがちですが
実はちょっとややこしい事情があるようです。
本当はテニスシャツ?!
ポロシャツが誕生したのは1927年。
ワニのロゴでおなじみの「LACOSTE」の創業者ルネ・ラコステが新しいテニスウエアとして考案したのが始まりといわれています。
テニスは紳士のスポーツ
それまでのテニスウエアはワイシャツのような伸縮性の乏しい長そでシャツが主流でした。
その起源は中世ヨーロッパの貴族達がパーティの楽しみで始めたレクリエーションから来ているため、ドレススーツのままゲームをしていたのが始まりだからです。
しかし、コートを縦横無尽に駆け回るテニス選手にとって当時のテニスウエアは窮屈で動きにくいものでした。
そこでラコステが目を付けたのが当時ポロ競技で着用されていたジャージ素材です。
伸縮性のあるジャージ素材のシャツに襟のついたテニスウエアは機能的で「きちんと感」があり、テニスをはじめゴルフやマリンスポーツなど紳士のスポーツで重宝されました。
さて、ポロから着想を得たといわれているポロシャツ。
販売当初は「シュミーズ・ラコステ(ラコステ・シャツ)」と呼ばれていましたが、どうして「ポロシャツ」になったのでしょう?
ポロ競技に逆輸入?!
もともとイギリスのポロ競技には公式ユニフォームと呼べるものがありませんでした。
そこでフランスのテニスで着用されていた襟付きジャージ素材のラコステ・シャツがポロ競技の公式ユニフォームとして採用されたのです。
ポロ競技の公式ユニフォームとして知名度が広がったため「ポロシャツ」と呼ばれるようになったんですね。
ポロのウエアから着想され、ポロ競技に逆輸入されたことで名前が広がった「ポロシャツ」なんともややこしいくて面白いお話でした。
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襟付きのポロシャツはビジネスでもプライベートでも重宝する万能アイテム。
伸縮性もあるので体を動かす職種にもピッタリ。
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